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本当にあった怖い話
今年一番の寒波により、この地方では珍しい横なぐりの吹雪の中
その女はやってきた。

頭の先から雪にまみれた年齢40?50歳くらいの女は
フラフラと店内に入って来たかと思うと
カウンターに座る店員に握り締めていたモノを見せながらこう言った。

「この男の人を探しているんですが、どこにいるか知りませんか?」

女が差し出したモノを見ると
そこには、明らかにその部分だけを手でちぎったと思われる
ニット帽とサングラスを掛けた30代なかばくらいの男性の写真があった。

これは?という視線を店員が向けると女は驚くようなことを言い出した。
「○○ってバンドの××って人なんです!この辺りって※※町ですよね?
ここに住んでるんです!どこにいるんですか!!」

驚いた店員が、もう一度写真を見直すと
帽子とサングラスでわかりにくいが見覚えのある顔。

確かに○○の××さんが市内出身者であることは有名な話。
そして彼の出身地は全く別の地区であり※※町とは無関係であることは
ファンでない店員ですら知っていた。

女のイってしまった目と言動に店員は知らぬふりをすることを決め
そんな話聞いたこともないと告げた。

しかし女は、そんなハズはない。ここにいるんだの一点張り。
電話帳を出せと言うので店員が渡すと××のページを開き
「ここに載ってる、これがそうだ、※※町と書いてある」と
何度もその名前を指でなぞる。
だが当然それはまったく無関係な、ただ同姓同名であるだけの人物である。

百歩譲って女の言うとおり彼がこの町にいるとしよう
いるとしても電話帳に名前を載せるわけがない。
それ以前に彼は今東京で活動しており
こんな田舎町に住んでいるわけがない。
正常な人間ならそれくらいは理解できるはずだ。
しかし、吹雪の中こんなところまでやってくる人間だ。
その女が正常なわけがない。

何度も住所を指でなぞり「2?△?●」と暗記するかのごとく繰り返す。
店員に再度写真を見せ××さんですよ?知らないんですか?と念を押し
それでも店員が知らないと返事を返すと来た時と同じように
フラフラとした足取りで吹雪の中へと出て行った。

キャアーーーーーーーーーーーー

その後、女が無関係の××さん宅を発見したのかも
発見し家に押しかけたのかも
吹雪の中、家の前で立ち続けたのかも
それは店員にはわからない。
だが、その姿を想像した時、寒気がしたのは決して気温のせいではないだろう。

本当にあった怖い話


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ちなみに舞台はW県でもS県でもC県でもありません。念の為(笑)
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